「ふ・・・ん・・・ァっ」
「ゴメン、もうちょっとだからね」
イルカが身を捩らせる度に白濁とした水面がぱしゃぱしゃと波打った。
太陽の光の始まりが夜の王様の月とそれを取り巻く星座達を白く染めていく。
それに対して赤く染まるのは空の下層と二人の肌。
カカシがイルカの中で人差し指と中指を一周させると、しこりのような場所をちらと掠めた。
イルカの汗ばんだ体が今までの比でないほどにビクリと跳ねる。泡立って波になる水面さえもイルカの敏感になった皮膚は刺激と感じるのだ。
「あ、ココ?」
カカシの額にも汗が浮かぶ。ぬるま湯と言ってもいいくらいのこの秘湯でこんなに二人が汗ばむのはそれ相応のことをしているからだ。
「――――!」
イルカが何度も首を縦に振る。カカシは唇を二、三度舐めると重点的にそこを刺激した。
「見つけた、イルカせんせのイイトコロ」
俺しか知らないデショ?と意地悪く訊ねるカカシに怒鳴ることも出来ずイルカは迫り来る快楽に任せ自らの中心を一心にしごいた。
******
「ってことを期待してるんで温泉行きましょうよ。隠れ家の側に俺が掘ったんですよ」
「誰が行くか!・・・それに、それにもう、その・・・・・・・」
「まあね、せんせーのイイトコロ知ってるけどさ」
「言うなッ!」
私の限界。一生エロが書けない病にでも罹ってるんじゃなかろうか。