【Brilliant Blight】

「今日帰らなくてもいい?」
二人きりの晩酌の終盤、カカシが切羽詰って告げた言葉にイルカは真っ赤になりながらコクリと一つ頷いた。
その色香に堪らなくなり、カカシはイルカを抱き上げ手荒にならないように最大限の注意を払ってベッドに降ろす。
それから早急に髪紐を抜き取り、汗ばんだ額に張り付いた黒髪を一房かき上げた。
瞳と瞳がかちあう。
イルカの黒目は多少の戸惑いと、甘い欲への期待で揺らめいている。
カカシはゴクリと唾を飲み込むと、自分を落ち着かせるためにイルカの額、そのまま唇を離さずスライドさせてこめかみに口付けた。
真っ赤な耳が目に入る。
赤くなった部分を舌で舐め、耳の穴にねろりとそれを突っ込んで回した。
ひくんっとイルカが揺れるが、拒絶はされない。
むしろその両手はおずおずと己の背中に回される。
カカシの全身に血が巡った。
カッとそれが下半身と頭に分かれる。
――――辛抱しろって方がムリでしょ。
カカシは唇をイルカのそれに押し付けると、そのまま咥内を堪能した。
興奮した下肢もぐいぐいと押し付ける。
ほんの僅か口を離すと、苦しかったのかイルカから熱を持った吐息がふぅと漏れ、それが更にカカシを煽った。
この情事を知っているのは互いと、カーテンから覗く月、そして輝くウルトラソウッッ(ハァイッッ!!)



Novel Top